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北陸新幹線が来て、福井の会社のWebに起きた変化

2026.08.26最終更新 2026.09.09

集客・SNS

北陸新幹線が来て、福井の会社のWebに起きた変化

こんにちは、株式会社KOiKiの中谷です。北陸新幹線が福井まで延びてから、打ち合わせの中身が少しずつ変わってきました。

「観光客が何パーセント増えた」といった数字を持ち出すつもりはありません。私たちが日々見ているのは統計ではなく、お客様から届くご相談です。その相談の中身が、以前とは違う形で入ってくるようになりました。今日はその変化を、現場で聞いている言葉のまま書いてみます。

「県外の人が見ることを前提に直したい」という相談が増えました

以前いちばん多かったのは「地元の人に知ってもらいたい」というご要望でした。ここ最近は「福井を知らない人が見て、伝わるかどうか見てほしい」という言い方に変わってきています。

この視点で既存サイトを見直すと、直すところがかなり出てきます。たとえば会社概要に住所しか書かれていない場合。福井県内の方なら「越前市」と聞けば距離感がつかめますが、県外の方にはまったく手がかりになりません。

  • 福井駅から車で何分か、電車なら何駅かを書く
  • 駐車場の有無と台数を書く(県外からレンタカーで来る方が多い)
  • 営業時間と定休日を、トップページから1タップで見える場所に置く
  • 「予約が必要か」「当日でも入れるか」をはっきり書く

どれも派手な改修ではありません。ただ、初めて福井に来る人にとっては、この4つが分からないと足を運ぶ判断ができないんです。

スマホで、移動中に見られる前提へ

新幹線の車内や駅の待ち時間に検索して、その場で行き先を決める。そういう見られ方が確実に増えました。ここで効いてくるのが、表示の速さと、次の行動への近さです。

  • 電話番号がタップで発信できるようになっているか
  • 住所から地図アプリを開けるようになっているか
  • 予約ページや予約電話への導線が、スクロールせずに見つかるか
  • 写真のファイルサイズが大きすぎて、開くまでに時間がかかっていないか

特に4つ目は見落とされがちです。デジカメで撮った写真をそのまま載せていて、1枚あたりの容量が数メガバイトある——というサイトを今もよく見かけます。電波が弱い場所では、それだけで離脱につながります。

Googleマップの情報が古いままの会社が多い

検索してホームページにたどり着く前に、多くの人はGoogleマップを見ます。そこに出てくる営業時間や写真が何年も前のままだと、来ようとしていた人が引き返してしまいます。

無料でできて、効果が読みやすいのがこの部分です。営業時間の更新、臨時休業の登録、店内と外観の写真の入れ替え、口コミへの返信。新しく何かを作る前に、ここを整えるだけで問い合わせが動く会社は少なくありません。

英語対応の相談も来るようになりました

宿泊業や飲食業のお客様から、英語ページについて聞かれることが増えました。ただ、全ページを翻訳するのは費用も運用の手間も重くなります。更新のたびに2言語分の作業が発生しますから、続かなくなるケースが多いです。

私たちがまずご提案しているのは、英語のページを1枚だけ作るやり方です。行き方、営業時間、支払い方法(カードが使えるか、現金のみか)、そして写真。この4つがあれば、来店の判断はできます。

自動翻訳のプラグインだけで済ませる方法もありますが、料理名や商品名は誤訳されやすく、そこが伝わらないと意味がありません。主要な言葉だけは人の手で確認しておくことをおすすめします。

観光や飲食以外の会社にも、変化は起きています

新幹線の話題は宿泊業や飲食業に寄りがちですが、ご相談は業種を問わず届きます。

目立つのは製造業です。県外の取引先が、商談の前にホームページを見てくる——このパターンが増えました。以前なら電話や紹介で完結していた関係が、まず検索から始まるようになっています。設備一覧、対応できる加工の範囲、品質管理の体制。この3つが載っているかどうかで、問い合わせの数が変わったという話をよく聞きます。

採用でも同じことが起きています。首都圏から福井へ移ろうと考えている人が、会社のサイトを探します。求人票には書ききれない働き方や、社員が何を面白がっているのか。移住を伴う応募ほど、判断材料をたくさん求められます。

どちらも、新幹線で人が来たから売上が増えたという単純な話ではありません。会社を調べられる回数が増えた、という変化です。調べられたときに何も出てこない状態が、以前より不利になったということでもあります。

変わっていないこと

新幹線で人の流れが変わっても、選ばれる理由がなければ、そのまま通り過ぎていきます。Webができるのは「見つけてもらうこと」と「来る前の不安を消すこと」の2つだけです。

そして、この2つはお金をかけた順に効くわけではありません。営業時間の更新も、駐車場の一文も、費用はほぼゼロです。大きなリニューアルを検討する前に、今あるページの情報が正しいかどうかを見直すほうが先になるケースは多いです。

逆に言えば、その2つは今からでも整えられます。県外の人の目で自社サイトを一度読み直してみる。それが最初の一歩になります。知り合いの県外の方に見てもらって、分からなかったところを言ってもらうのがいちばん早いです。

自社サイトのどこから手をつけるか迷っているなら、そこだけでも一緒に整理できます。過去にどんな改修をしてきたかは、制作実績のページでご覧いただけます。

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株式会社KOiKi 代表取締役 中谷 蓉織

代表取締役 中谷 蓉織

福井市を拠点に、Web・広告・グラフィック・パッケージなど幅広いデザイン分野で
16年以上のキャリアを持つクリエイティブディレクター。 企業や店舗のブランディング、Webサイト制作、SNS運用、広告設計など、トータルな集客支援を行う