COLUMN

福井の美容室のホームページとInstagramの使い分け方

2026.08.07最終更新 2026.09.09

集客・SNS

福井の美容室のホームページとInstagramの使い分け方

「Instagramは毎日あげているんですけど、ホームページって要りますか」

美容室やサロンのオーナーさまから、この質問をよく受けます。お答えは「要ります。ただし役割が違うので、同じことを書く必要はありません」です。

福井県内でも、SNSだけで予約が埋まっている店舗はあります。それでも、ホームページを持っている店とそうでない店では、数年経つと差が出てきます。今回はその使い分けを整理します。

出会う場所と、決める場所

ざっくり分けると、こうなります。

  • Instagram=知ってもらう場所。スタイル写真、施術の雰囲気、スタッフの人柄
  • ホームページ=決めてもらう場所。料金、所要時間、店の場所、指名の仕組み
  • 予約システム=行動してもらう場所。空き枠を見て、その場で押さえる

Instagramは流れていくメディアです。1週間前の投稿を探し出して料金を確認する人は、ほとんどいません。逆にホームページは、探せば必ずそこにある。この性質の違いが、そのまま役割分担になります。

ホームページに載せるべき5つ

  1. メニューと料金:カット、カラー、パーマ、トリートメント。所要時間もセットで。「カット+カラーで2時間半」が分かると、予定が立てられます
  2. スタッフの紹介:得意な施術、経歴、人柄が伝わる一文。指名につながります
  3. 店内の写真:席数、個室の有無、シャンプー台。初めての人の不安を減らします
  4. 駐車場:福井では決定打になります。台数と場所を具体的に
  5. 予約への導線:どのページからでも1タップで予約に進めること

加えて、キッズスペースの有無、子連れで来ていいか、何歳から施術できるか。この3つは書いてあるだけで問い合わせの電話が減り、来店は増えます。

掲載媒体との付き合い方

美容室向けの集客媒体は便利です。新規のお客様は確かに来ます。ただ、掲載料とクーポンの原資、予約1件ごとの費用が積み上がると、月々の負担は小さくありません。

おすすめしたいのは、新規は媒体、2回目以降は自社の予約へという流れをつくることです。来店時に自社サイトかLINEでの予約を案内し、次回はそちらから取っていただく。これだけで、同じ売上でも手元に残る額が変わります。媒体をやめる必要はなく、役割を新規獲得に絞るという考え方です。

福井のように商圏の人口が限られる地域では、リピートの比率がそのまま経営の安定につながります。

福井の商圏では、口コミと紹介がまだ強い

福井は人と人のつながりが近い土地です。友人に「どこで切ってるの」と聞かれて店名を伝えたとき、相手はまず店名で検索します。そこで出てくるのが古い情報だけだと、せっかくの紹介が止まります。

店名で検索されたときに、Googleの店舗情報とホームページの両方がきちんと出てくる。これは新規の広告よりも確実な受け皿になります。

新規の方がためらう3つを、先に消しておく

初めての美容室は、思っている以上に勇気が要ります。ためらいの正体は、だいたいこの3つです。

  1. いくらかかるか分からない(当日、想定より高くなるのが怖い)
  2. 希望をうまく伝えられるか分からない
  3. 常連さんばかりの店だったら気まずい

1は料金表で消せます。2は「カウンセリングに◯分かけます」「写真を持ってきていただいて構いません」と書けば消えます。3は、店内の写真とスタッフの人数、客層が分かる一文で和らぎます。「初めての方へ」というページを1枚つくって、この3つに答えるだけで十分です。

スマホでの見え方だけは確認してください

美容室のサイトは、ほぼ全員がスマホで見ています。それでも、パソコンの画面で確認して公開してしまうことがあります。

自分のスマホで開いて、料金が読めるか、電話がタップできるか、写真の読み込みで待たされないか。この3点だけでも確かめてください。表示に時間がかかるサイトは、見られる前に閉じられます

よくある失敗が、料金ページを直さないまま値上げしてしまうことです。サイトに古い価格が残っていると、会計のときに気まずいやりとりが生まれます。値上げの前に、サイト・掲載媒体・店頭の表示、この3か所を同じ日に直してください。

スタッフが増えた、辞めた、という変更も同じです。もういない人が載ったままのサイトは、その人の指名を期待して来た方をがっかりさせます。

Instagramのプロフィール欄をどう使うか

投稿を頑張っても、プロフィール欄が整理されていないと予約に届きません。リンク先は予約ページかホームページのどちらか一つに絞ってください。選択肢を並べるほど、押される回数は減ります。

ハイライトには「料金表」「アクセス」「初めての方へ」の3つを固定で置く。新規の方は、ここを見てから予約するかどうかを決めています。

まとめ

Instagramで出会って、ホームページで決めて、予約システムで行動してもらう。この3つを別々のものとして揃えると、それぞれの負担が軽くなります。全部をInstagramでやろうとすると、投稿の手間だけが増えていきます。

福井で長く続いているお店ほど、この分担が自然にできています。迷われていることがあれば、一度お聞かせください。

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株式会社KOiKi 代表取締役 中谷 蓉織

代表取締役 中谷 蓉織

福井市を拠点に、Web・広告・グラフィック・パッケージなど幅広いデザイン分野で
16年以上のキャリアを持つクリエイティブディレクター。 企業や店舗のブランディング、Webサイト制作、SNS運用、広告設計など、トータルな集客支援を行う