今回は、実際にあった話をさせてください。
あるお客様は、集客のために新聞折込のチラシへ約60万円をかけていました。何万部と刷って、地域にどっさり配る。ところが、反応はほとんどなかったそうです。60万円かけて、手応えがない。これは本当につらい状況です。
その後、私たちがWeb広告のお手伝いをさせていただいたところ、広告費2万円以下で25名以上のお申し込みがありました。同じ「広告」なのに、30分の1以下の費用で、目に見える結果が出た。この差はどこから来るのか、今日はそれを掘り下げてみます。
チラシとWeb広告、決定的な違いは「届ける相手を選べるか」
チラシは、配る地域は選べますが、その先は選べません。興味のない人の家にも同じように届き、多くはそのまま資源ごみになります。何万部のうち、本当に興味を持ちうる人が何人いたのかは、誰にも分かりません。
一方、Web広告は届ける相手を細かく絞れます。地域はもちろん、年齢層、興味関心…「福井市周辺の、このテーマに関心がある人」にだけ広告を出す、ということができるんです。無駄打ちが減るぶん、少ない予算でも興味のある人にきちんと届きます。
さらに大きいのが、結果が数字で見えること。何人が広告を見て、何人がクリックして、何人が申し込んだか、すべて記録されます。チラシの「反応があったような、なかったような…」という曖昧さがありません。数字が見えるから、効果の薄い広告は止めて、効果のある広告に予算を寄せる、という改善ができます。
2万円で25名、の裏側にあったもの
ただ、正直にお伝えしたいのは、「Web広告を出せば誰でも2万円で25名集まる」わけではない、ということです。この事例がうまくいったのには理由があります。
- 広告を届ける相手を、サービスに合わせてきちんと絞り込んだこと
- 広告をクリックした先に、内容がひと目で分かり、その場で申し込めるページを用意したこと
- 配信しながら数字を見て、文言や画像を調整したこと
特に2つ目の「受け皿」は重要です。広告費をかけてクリックしてもらっても、飛んだ先が分かりにくいページだったら、そこで帰られてしまいます。広告とページはセットで一つの仕組み、と考えていただくのがいいと思います。
チラシが悪いわけではありません
誤解のないように書いておくと、チラシという手段自体を否定するつもりはまったくありません。
スマホをあまり使わない年配の方がお客様の中心なら、チラシのほうが届くことは普通にあります。地域のイベント告知や、開店のお知らせのように「エリア全員に一度知らせたい」場面でも紙は強い。私たちも販促物のデザインは手がけていますし、紙には紙の良さがあります。
問題は手段そのものではなく、「誰に届けたいのかを考えずに、慣習で60万円を投じること」のほうです。お客様がスマホで探す層なのに紙だけに投資していたら、もったいない。逆もまた然りです。
実際におすすめすることが多いのは、紙とWebの併用です。チラシにQRコードを載せて、詳しい情報や申し込みはWebのページで受ける。こうすると、紙の「地域に一斉に知らせる力」とWebの「その場で申し込める力」を両取りできますし、QRコードの読み取り数で、これまで測れなかったチラシの反応をある程度数字で把握できるようにもなります。60万円分を一気に刷る前に、まず少部数+QRコードで反応を見てみる、というやり方も一つです。
小さく試せるのがWeb広告のいちばんの強み
チラシは印刷と折込の性質上、ある程度まとまった金額からになりがちです。対してWeb広告は、月1〜2万円からでも始められます。
だからおすすめしたいのは、「まず小さく試して、数字を見てから判断する」こと。2万円で1ヶ月試して、反応が数字で見える。手応えがあれば増やす、なければ内容を直す。60万円を一発勝負で使うのに比べて、圧倒的にリスクが小さいんです。
広告費の総額を増やさなくても、配分を見直すだけで結果が変わる。これは、あの60万円のチラシの一件から私たちが強くお伝えするようになったことです。
ちなみにWeb広告と一口に言っても、Googleの検索結果に出す広告、InstagramやFacebookに出す広告など、いくつか種類があります。どれが向いているかは商材と客層次第ですが、店舗系のビジネスならまずInstagram広告か検索広告から試すことが多いです。このあたりの選び方は、別の機会に詳しくご紹介できればと思います。
まとめ
チラシとWeb広告の最大の違いは、相手を選べるか、結果が数字で見えるか。そして小さく試せるかどうか。実例のとおり、届け方を変えるだけで費用対効果が大きく変わることがあります。
「うちの客層ならどっちが向いているのか」「今の販促費の配分はこれでいいのか」…そんな段階のご相談で大丈夫です。お気軽にご相談ください。広告の受け皿になるLP制作についても、サービスページをご覧いただければと思います。


