COLUMN

飲食店のホームページに本当に必要な7つのコンテンツ

2026.07.03

Web制作

飲食店のホームページのご相談を受けるとき、最初にお伝えしていることがあります。それは「お店が載せたいことではなく、お客様が来店前に知りたいことを載せましょう」ということです。

こだわりの物語が長々と続くのに、肝心のメニューと価格がどこにも見当たらない…そんなサイト、見かけたことはありませんか。お客様が知りたいことに答えていないホームページは、残念ながら集客の役に立ちません。

では、お客様は何を知りたいのか。来店前に確認されることを7つに整理しました。上から優先順位が高い順です。

1〜3:これがないと選ばれない「基本の3つ」

1. メニューと価格

お客様が最も知りたい情報は、間違いなくこれです。「だいたい一人いくらかかるのか」が分からないお店は、初めての人にとって入りにくいもの。全品でなくても、看板メニューと価格帯、コースの内容と金額は必ず載せてください。「価格を載せると比較される」と心配される方もいますが、載っていないほうが候補から静かに外されます。

2. 料理と店内の写真

飲食店選びは、最後は写真で決まると言っても言い過ぎではありません。料理の写真と、店内の雰囲気が分かる写真。特に店内写真は「一人でも入れそうか」「子連れでも大丈夫そうか」「接待に使えるか」を判断する材料になります。暗い・ブレている写真は逆効果なので、枚数より質を優先してください。

3. 営業時間・定休日(最新の状態で)

当たり前に見えて、実はいちばん事故が多いのがここです。サイトでは営業中となっていたのに行ったら閉まっていた…という体験をしたお客様は、まず戻ってきません。臨時休業や祝日の営業を更新できる体制まで含めて「営業時間の掲載」です。自社で更新が難しいなら、GoogleビジネスプロフィールやSNSを正とし、サイトからそこへ案内する形でも構いません。

4〜7:来店の後押しをする「あと4つ」

4. アクセスと駐車場の情報

住所と地図だけでなく、福井のような車社会では駐車場の情報が決定打になります。台数、場所、提携駐車場の有無。「駐車場が分からないから別の店にした」は、本当によく起きています。

5. 予約・問い合わせの手段

電話番号は、スマホでタップすればそのまま発信できる状態に。加えて、ネット予約やSNSのDMなど、電話以外の手段があると若い世代を取りこぼしません。営業時間外でも予約の意思を受け取れる窓口があるかどうかは、意外と大きな差になります。

6. 席・利用シーンの情報

カウンター席、座敷、個室の有無。何名まで入れるか。貸切はできるか。宴会や法事、歓送迎会など、シーンで探しているお客様は「うちの用途に合うか」を確認できないと予約に進めません。

7. お知らせ・最新情報の発信

季節メニューや営業案内などの更新情報です。ここはホームページ内で頑張る必要はなく、InstagramをやっているならSNSの投稿をサイトに埋め込む形で十分。「動いているお店」だと伝わることが目的です。

逆に、優先度を下げていいもの

制作の現場でよく要望をいただくけれど、実は後回しでいいものもあります。長い沿革やこだわりの長文、凝ったアニメーション演出などです。悪いわけではないのですが、7つの基本情報より先に予算と手間をかけるものではない、というのが正直なところです。想いを伝えるページは、基本が揃ったあとに足せば十分です。

7つを載せるより大事な「更新できる体制」

最後に、コンテンツの中身と同じくらい大事なことを。掲載した情報を、自分たちで更新できる状態にしておくことです。メニューの価格が変わった、営業時間が変わった、そのたびに制作会社へ依頼して数日待つ…という体制だと、更新は必ず滞ります。そして情報が古いサイトは、無いよりも悪い印象を与えかねません。

私たちがお作りする場合も、お店側で日々さわる部分と、プロに任せる部分を最初に切り分けるようにしています。メニューやお知らせは自分たちで、デザインや構造はプロで。この分担が、公開後もサイトが生き続けるコツです。更新のしやすさは、制作を依頼する段階で必ず確認しておきたいポイントだと思います。

まとめ

飲食店のホームページに必要なのは、メニューと価格、写真、最新の営業時間、アクセスと駐車場、予約手段、席の情報、そして更新の気配。この7つです。豪華である必要はありません。お客様の「行く前に知りたい」に全部答えているかどうか、が基準です。逆に言えば、この7つさえ揃っていれば、シンプルなサイトでも十分に集客の役に立ってくれます。

今あるサイトがこの7つを満たしているか、この記事をチェックリスト代わりにして、ぜひ一度見直してみてください。1つでも欠けが見つかれば、それが今日からの改善ポイントです。「うちのサイト、どうだろう?」という段階のご相談も歓迎です。お気軽にご相談ください。Web制作のサービスページもあわせてご覧いただければと思います。

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株式会社KOiKi 代表取締役 中谷 蓉織

代表取締役 中谷 蓉織

福井市を拠点に、Web・広告・グラフィック・パッケージなど幅広いデザイン分野で
16年以上のキャリアを持つクリエイティブディレクター。 企業や店舗のブランディング、Webサイト制作、SNS運用、広告設計など、トータルな集客支援を行う