COLUMN

広告の受け皿になるLPとは?成果が出る3つのポイント

2026.07.05

Web制作

Web広告のご相談を受けるとき、広告の設定より先に必ず確認することがあります。「クリックした人が飛ぶ先のページ、どうなっていますか?」です。

広告はあくまで入口。クリックしてもらった後に、内容を伝えて申し込んでもらう受け皿がなければ、広告費はザルに水を注ぐようなものになってしまいます。この受け皿の役割を担うのが、LP(ランディングページ)です。

LPとは、噛み砕いて言うと「広告から来た人に、1ページで内容を伝えて、その場で申し込んでもらうための縦長のページ」のこと。今回は、成果の出るLPに共通する3つのポイントをお話しします。

ポイント1:広告とLPの内容が一致していること

意外に思われるかもしれませんが、LPで最初に確認すべきは、ページの中身ではなく広告とのつながりです。

広告で「初回体験◯◯円」と見てクリックしたのに、飛んだ先が会社のトップページで、体験の案内がどこにあるか分からない…。この瞬間、ほとんどの人は戻るボタンを押します。クリックした人は「さっき見た、あの話の続き」を期待しているんです。

広告の文言・画像と、LPの冒頭がきちんと呼応していること。広告ごとに訴求が違うなら、LPも分けること。地味ですが、ここのズレを直すだけで成果が変わるケースは本当に多いです。

ポイント2:ファーストビューで「誰の・何が・どうなるか」が分かること

ファーストビューとは、ページを開いた瞬間、スクロールせずに見える範囲のこと。訪問者はここを数秒見て、読み進めるか閉じるかを決めると言われています。

この数秒で伝えるべきことは3つです。

  • 誰のためのサービスか(例:福井市で、◯◯にお悩みの方へ)
  • 何が得られるのか(例:◯◯が体験できます)
  • どうすればいいのか(申し込みボタンが見えている)

やってしまいがちなのが、会社のこだわりや理念から始めてしまうこと。気持ちは分かるのですが、訪問者がまず知りたいのは「自分に関係あるか」です。自分に関係あると分かって初めて、こだわりも読んでもらえます。順番が大事なんです。

ポイント3:申し込みのハードルが徹底的に低いこと

最後まで読んで「いいな」と思っても、申し込みが面倒だと人は動きません。ここで離脱させない工夫が3つ目のポイントです。

  • 入力項目は最小限に。名前と連絡先程度で済むなら、それ以上聞かない
  • 申し込みボタンはページの最後だけでなく、途中にも複数配置する
  • 「まずは無料相談」「初回体験」など、最初の一歩を軽くする
  • 不安に先回りする…よくある質問、料金の明記、キャンセルの可否など

実際、私たちがお手伝いした案件では、広告とLPをセットで設計した結果、広告費2万円以下で25名以上のお申し込みがありました。特別に凝ったページだったわけではありません。広告と受け皿の一貫性、開いた瞬間の分かりやすさ、申し込みやすさ。この3つを丁寧に押さえた結果です。

3つのポイントを支える「信頼の要素」

基本の3つに加えて、あと一歩の後押しになるのが信頼の裏付けです。初めて見るページから申し込むのは、誰でも少し不安なもの。その不安を打ち消す材料を、LPの中に用意しておきます。

  • お客様の声や事例…第三者の言葉は何よりの説得材料です
  • 運営者の顔写真と名前…誰がやっているのか分かるだけで安心感が変わります
  • 所在地や連絡先の明記…実在する会社・お店だときちんと伝わること

特に地方のビジネスでは、「地元の会社だ」と分かること自体が強い安心材料になります。福井のお客様に向けたLPなら、福井の会社であることは遠慮なく打ち出してください。

正直な注意点:LPは「作って終わり」ではありません

ひとつ正直にお伝えしておくと、LPは一発で正解が出るものではありません。公開してみて、どこまで読まれたか、どこで離脱されたかを見ながら、見出しやボタンの文言を直していく。この改善の繰り返しで成果率が上がっていきます。

ですから、広告を出す予算を考えるときは、LPを「作る費用」だけでなく「直し続ける前提」で計画していただくのがおすすめです。最初から100点のLPは、私たちでも作れません。70点で出して、数字を見て90点に育てる。それが現実的な進め方です。だからこそ、文言の修正くらいは気軽に直せる形で作っておくことも大切です。育てるコストが下がり、改善のスピードが上がります。

まとめ

成果が出るLPのポイントは、①広告と内容が一致している、②ファーストビューで誰の・何が・どうなるかが伝わる、③申し込みのハードルが低い、の3つ。そして公開後に数字を見て育て続けること。同じ広告費でも、受け皿の出来ひとつで結果はまったく変わります。広告費を活かすも殺すも、受け皿次第なんです。

「広告を出したいけど受け皿がない」「今のLPで成果が出ていない」…どちらの段階でも、お気軽にご相談ください。LP制作については、Web制作のサービスページもあわせてご覧いただければと思います。

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株式会社KOiKi 代表取締役 中谷 蓉織

代表取締役 中谷 蓉織

福井市を拠点に、Web・広告・グラフィック・パッケージなど幅広いデザイン分野で
16年以上のキャリアを持つクリエイティブディレクター。 企業や店舗のブランディング、Webサイト制作、SNS運用、広告設計など、トータルな集客支援を行う