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ネットショップは作ってからが本番。開店後にやること

2026.09.16最終更新 2026.09.09

Web制作

ネットショップは作ってからが本番。開店後にやること

KOiKiの中谷です。ネットショップの公開日、お客様と「これで一段落ですね」と話すことがあります。私はそのたびに、少しだけ訂正させてもらいます。

ショップは、開いた日がスタートです。実店舗で言えば、建物が建って看板が付いたところ。まだ誰も来ていませんし、店員も動き方に慣れていません。

公開後にやることを、時期ごとのリストにしました。

公開初日から1週間でやること

  1. 自分で1件、本番の注文を通してみる(決済まで実際にやる)
  2. 注文確認メール・発送通知メールの文面を読み直す
  3. スマホで全ページを見る。特に決済画面
  4. 「特定商取引法に基づく表記」の内容が正しいか確認する
  5. Googleサーチコンソールに登録して、検索に載る準備をする

1番目を飛ばす方が多いのですが、これは必ずやってください。自分の店で買い物をしてみないと、お客様が何に迷うか分かりません。入力項目が多すぎる、送料がいつ分かるのか不安、といったことは、通してみて初めて気づきます。

2番目も見落とされます。カートの初期設定のままだと、事務的すぎる文面になっていることがあります。お礼と、次に何が起きるかを1行足すだけで印象が変わります。

最初の1ヶ月でやること

  • 既存のお客様に知らせる:名刺交換した相手、常連さん、取引先。最初の注文はここから来ます
  • 実店舗があるなら、店内に案内を出す:レジ横のPOP、紙袋へのチラシ同梱
  • SNSのプロフィールにリンクを入れる:意外と入っていない店が多いです
  • 商品を10点以上そろえる:3点しかないと、選ぶ楽しさがなく買われにくい
  • アクセス解析を見る:何人来て、どこで帰ったか

開店直後は、SNSや広告よりすでにつながっている人のほうが動きます。まったく知らない人に買ってもらうのがいちばん難しいので、そこから始めないほうがいいです。

3ヶ月かけて整えること

商品ページを育てる

問い合わせが来た内容を、そのまま商品ページに追記していきます。「これはギフト包装できますか」と聞かれたら、その日のうちにページへ書く。この積み重ねが、そのまま説明文の質になります。

カゴ落ちの原因を潰す

カートに入れたのに買わずに帰る人は必ずいます。多い原因は、送料が最後まで分からないこと、会員登録を強制されること、決済手段が少ないことの3つです。順に確認してみてください。

リピートの仕組みを1つ作る

新しいお客様を集め続けるのは費用がかかります。同梱するお礼状、次回使えるクーポン、メールでの案内。どれか1つでいいので、2回目につながる仕掛けを用意しておくと運営が楽になります。

半年たったら見直すこと

  • 売れている商品と売れていない商品を分ける。売れない商品は、写真か説明文か価格のどれかに原因があります
  • 検索でどんな言葉から来ているか確認する。想定と違うことがよくあります
  • 発送作業にかかっている時間を測る。1件30分かかっているなら、梱包資材や手順の見直しで減らせます
  • カートの手数料と月額を、今の売上規模で計算し直す

4番目は忘れられがちです。始めたときに最適だったサービスが、売上が伸びた今も最適とは限りません。年に一度そろばんを弾き直す習慣をつけておくと、無駄が積み上がりません。

発送のミスを減らす、小さな工夫

公開後にいちばん心が削られるのが、発送のミスです。件数が増えてから慌てないよう、早いうちに形を作っておくと違います。

  • 注文票を必ず印刷して、商品と一緒に並べてから梱包する
  • 梱包が終わったら、伝票と注文票の住所を声に出して読み合わせる
  • 同じ形の箱を2〜3種類に絞る。毎回サイズを迷わなくなります
  • 緩衝材や封筒を、切らす前に発注する日を決めておく
  • 発送作業をする時間帯を固定する。思いついたときにやると抜けが出ます

どれも地味ですが、1件の誤発送で失う信用と、かかる送料の往復を考えると、先に整えておく価値があります。

やらなくていいこと

最後に、力を入れなくていい部分も挙げておきます。

  • 全SNSを同時に始めること。1つに絞って続けるほうが結果が出ます
  • 公開直後に大きな広告を打つこと。ページが整う前に人を集めても、買われずに終わります
  • デザインの細部を延々と直すこと。売れない理由がデザインであることは、実際にはあまりありません

やることリストは長く見えますが、1つずつなら数十分で終わるものばかりです。週に1つ片づける、くらいの速度で構いません。全部を一度にやろうとして止まってしまうより、順番に手を入れ続けているショップのほうが、半年後の数字は伸びています。

公開から3ヶ月ほどは、注文がぱらぱらとしか入らない時期が続きます。そこで手を止めてしまう店が多いのですが、商品ページと発送の形が整うまでの助走期間だと考えてください。動かない時期にどれだけ整えておけたかが、あとで効いてきます。

公開したものの動きが鈍い、という段階でのご相談も受けています。現状を見せていただければ、次にどこへ手を入れるかを一緒に考えます。

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ご状況をお聞きしたうえで、必要なところだけご提案しています。

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株式会社KOiKi 代表取締役 中谷 蓉織

代表取締役 中谷 蓉織

福井市を拠点に、Web・広告・グラフィック・パッケージなど幅広いデザイン分野で
16年以上のキャリアを持つクリエイティブディレクター。 企業や店舗のブランディング、Webサイト制作、SNS運用、広告設計など、トータルな集客支援を行う