「予算が限られているので、インスタとホームページ、どっちを先にやるべきですか?」…お客様から本当によくいただく質問です。
私たちはWeb制作もSNS運用代行も両方やっている会社なので、どちらかに誘導する理由がありません。だからこそ、正直にお答えしたいと思います。
結論から言うと「業種と目的によって順番が変わる」のですが、それだけでは答えになっていないので、判断基準を具体的にお話しします。
まず、それぞれの役割がまったく違います
InstagramとホームページはどちらもWeb集客の道具ですが、得意なことが違います。
- Instagram=「知ってもらう」道具。まだあなたのお店を知らない人に出会える。ただし情報はどんどん流れていく
- ホームページ=「調べて、決めてもらう」道具。興味を持った人が料金やサービス内容を確認し、問い合わせる場所。自分からは出会いに行けない
つまりインスタは入口、ホームページは受け皿。役割が違うので、本来は「どっちか」ではなく両方あるのが理想です。ただ、予算に限りがあるからこそ順番の話になるわけですよね。
Instagramを先にすべきケース
飲食店、美容室、エステ、菓子店、アパレルなど、「写真で魅力が伝わる商売」で、客単価がそこまで高くない業種は、インスタ先行で十分回ることがあります。
インスタのプロフィール欄に営業時間と予約方法を書いておけば、簡易的な受け皿としても機能します。予約もDMやリンクでつながる。まず無料のインスタで認知を作り、売上が立ってからホームページに投資する、という順番は合理的です。
実際、私たちがお手伝いした繊維業のお客様では、Instagramのフォロワーが3ヶ月で500人増えました。写真と相性のいい商材なら、SNSの伸びは早いんです。
ホームページを先にすべきケース
一方で、次のような業種はホームページが先だと考えています。
- 士業・医療・工務店・BtoBなど、依頼前にじっくり比較検討される商売
- 客単価が高く、「信頼できるか」が決め手になる商売
- 「地域名+業種」で検索されることが多い商売
たとえば数百万円のリフォームを頼むとき、インスタしかない会社と、施工事例や会社概要がきちんと載ったホームページのある会社、どちらに問い合わせるでしょうか。検討期間が長く単価が高い商売ほど、調べたときに受け止める場所がないと、せっかくの興味を取りこぼしてしまいます。
また、こうした業種はそもそもインスタで探されにくいので、インスタを頑張っても遠回りになりがちです。それなら検索対策のできるホームページのほうが近道なんです。
いちばんもったいないのは「両方を中途半端」
予算を半分ずつに割って、更新されないホームページと、月2投稿のインスタを両方持つ。これがいちばんもったいないパターンです。
Webの集客はどの道具も「継続」が前提です。中途半端に両方やるくらいなら、どちらか一方に集中して、まずそれを軌道に乗せる。乗ってからもう一方を足す。この順番のほうが、結果的に早く両方が揃います。
ちなみに「もう何年も放置しているホームページがある」場合は、作り直しの前に、まず今のサイトがどれくらい見られているかを調べることをおすすめします。現状の数字を知らずに順番の判断はできないからです。
両方持てるようになったら「つなげる」
順番の話をしてきましたが、最終形はやはり両方が連携している状態です。インスタで知ってもらい、プロフィールのリンクからホームページへ。ホームページにはインスタの投稿を埋め込み、日々の動きが伝わるように。検索から来た人はホームページで詳細を確認し、お店の雰囲気はインスタで感じてもらう。入口と受け皿がつながると、それぞれ単体で頑張っていたときより、明らかに問い合わせにつながりやすくなります。
また、どちらを先にやるにしても、無料でできる準備は先に済ませておきましょう。特にGoogleビジネスプロフィールの登録・整備は、業種を問わず最優先でおすすめしています。お金をかけずに検索とマップでの見え方が変わるので、インスタ派の方もホームページ派の方も、まずここからです。
予算感で言うと、インスタ運用は自社でやれば無料、外注すれば月数万円から。ホームページは規模によりますが、小さく始めて育てる前提なら初期費用を抑える作り方もあります。業種や内容によっては補助金が使える場合もあるので、金額だけで諦める前に一度ご相談いただければと思います。
まとめ
写真で選ばれる商売で単価が低めならInstagramから。比較検討される商売で単価が高めならホームページから。そして余力ができたら両方つなげる。これが私たちの基本的な考え方です。
とはいえ実際は、業種・地域・競合の状況で最適解が変わります。「うちの場合はどっち?」という段階のご相談こそ歓迎ですので、お気軽にご相談ください。Web制作とSNS運用代行、それぞれのサービスページもあわせてご覧いただければと思います。


