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福井の支援機関で受けられるWeb関連支援まとめ

2026.09.02最終更新 2026.09.09

補助金・お金

福井の支援機関で受けられるWeb関連支援まとめ

KOiKiの中谷です。「Webのことを相談したいけれど、いきなり制作会社に行くのは気が引ける」——そう言われることがあります。

その気持ちはよく分かります。売り込まれそうで身構えてしまう。だから今日は、私たち制作会社に来る前に使える公的な相談先をまとめます。無料か、非常に安い費用で使えるものばかりです。

商工会議所・商工会

福井市なら福井商工会議所、町村部なら各地の商工会が窓口になります。会員向けのサービスが中心ですが、非会員でも相談に応じてもらえる場合があります。

  • 経営相談(Webに限らず、売上や資金繰りの相談から)
  • 小規模事業者持続化補助金の申請に必要な確認書類の発行
  • IT・Webをテーマにしたセミナーや勉強会
  • 専門家の派遣(下で詳しく書きます)

補助金を検討している場合、ここを通らないと申請できない制度があります。締切の直前に行っても書類が間に合わないことがあるので、早めに顔を出しておくことをおすすめします。

専門家派遣という仕組み

あまり知られていませんが、支援機関には「専門家を事業者のところへ派遣する」制度があります。Webやデザインの専門家が事業所に来て、その場で相談に乗る仕組みです。回数の上限はありますが、事業者側の負担はごく小さいか、無料です。

KOiKiは福井県商工会連合会から専門家派遣の委嘱を受けており、この仕組みで県内の事業者さんを訪問しています。

派遣で伺うときは、その場で自社の営業をしません。制度の趣旨から外れますし、そもそも相談内容が「うちのサイトの写真を差し替えたい」「インスタのプロフィールをどう書くか」といった、その場で解決できることも多いんです。

使い方としては、「発注する前に、今の状態を第三者に見てもらう」のがおすすめです。作り直しが必要なのか、今あるものを直せば済むのか。この判断だけでも、数十万円の差になることがあります。

福井県産業支援センター

県の支援機関です。創業から販路開拓、デジタル化まで幅広く扱っています。

  • 経営やITに関する個別相談
  • 各種セミナー(KOiKiも2024年からWordPressのセミナーを担当しています)
  • 県の補助金に関する情報提供

セミナーは「作り方」を教えるものが多いので、社内で更新していきたい会社に向いています。逆に、外注する前提なら個別相談のほうが役に立ちます。

よろず支援拠点

国が各県に設置している無料の相談窓口です。回数制限がなく、何度でも相談できるのが特徴です。

相談員はそれぞれ得意分野を持っています。Webの相談をしたいときは、予約の段階で「Web・ITに詳しい方をお願いします」と伝えておくと話が早くなります。ここを言わずに行って、専門外の方に当たってしまい「あまり得るものがなかった」と感じる方がいます。

金融機関

意外に思われるかもしれませんが、地元の金融機関もビジネスマッチングや専門家紹介をしています。融資の相談とセットで、事業計画の中にWebの投資をどう入れるか相談できることもあります。

公的支援でできることと、できないこと

期待しすぎないように、線を引いておきます。

  • できる:方向性の整理、今のサイトの問題点の指摘、補助金の情報、事業計画への助言
  • できない:実際の制作(サイトを作る、写真を撮る、記事を書く)。特定の業者を「ここに頼みなさい」と指名すること

相談で方向を決めて、実行は自社か外注で。この役割分担が分かっていると、支援機関を上手に使えます。

相談に行くときに持っていくもの

手ぶらで行っても相談には乗ってもらえますが、これがあると話が一気に具体的になります。

  • 今のホームページのURL(ない場合は、その旨を伝える)
  • 直近の売上の推移が分かるもの
  • 同業他社で「こうなりたい」と思うサイトを2〜3つ
  • アクセス解析の画面(あれば。なければ「入れていない」と伝える)
  • 使える予算の上限

最後の予算は言いにくいかもしれませんが、伝えたほうが得です。金額の枠が分からないと、相談員も現実的でない提案しかできません。50万円と300万円では、勧める道筋がまったく変わります。

よくある行き違い

  • 「作ってもらえる」と思って行く:支援機関は相談と助言までです。手を動かすところは自社か外注になります
  • 1回の相談で答えが出ると思っている:1回目は状況の整理で終わることが多いです。2回目から具体的な話になります
  • 相談員のアドバイスを絶対視してしまう:業種や商圏によって最適解は変わります。合わないと感じたら、別の窓口で聞き直して構いません

3番目は遠慮される方が多いところです。複数の意見を聞いて、共通していた部分から手をつける。この使い方が現実的です。

使う順番

  1. 何に困っているかを箇条書きにする(3つでいい)
  2. よろず支援拠点か商工会議所に相談する
  3. 必要なら専門家派遣を申し込み、事業所で具体的に見てもらう
  4. 方向が決まってから、制作会社に見積を頼む

この順番で来られた方は、打ち合わせがとても早く進みます。何をしたいかが整理されているからです。

公的な窓口で整理してから、比較のために話を聞きたい。そういう使い方でも構いません。検討の段階でも構いませんので、声をかけてください。

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株式会社KOiKi 代表取締役 中谷 蓉織

代表取締役 中谷 蓉織

福井市を拠点に、Web・広告・グラフィック・パッケージなど幅広いデザイン分野で
16年以上のキャリアを持つクリエイティブディレクター。 企業や店舗のブランディング、Webサイト制作、SNS運用、広告設計など、トータルな集客支援を行う