COLUMN

弁護士サイトのPVを20倍にした「月2回の定例分析」の話

2026.06.24

SEO

私たちがお手伝いしている弁護士事務所のホームページで、PV(ページが見られた回数)が半年で20倍になりました。

こう書くと「何かすごい裏ワザを使ったのでは」と思われるかもしれませんが、やったことは驚くほど地味です。月2回、定例の分析ミーティングをして、数字を見て、直す。その繰り返しだけなんです。

今回は、その「月2回の定例分析」で実際に何をしていたのかをお話しします。ホームページを持っているすべての会社さんに応用できる内容だと思います。

ほとんどのホームページは「作ったあと」に何も起きていない

いろいろな会社のご相談を受けていて感じるのは、ホームページは「作って終わり」になっているケースが圧倒的に多い、ということです。

何人見に来ているのか、どのページが読まれているのか、どんな検索で辿り着いているのか。それを一度も見たことがない、という方が実は大半です。もったいない話で、ホームページは公開した日がスタートであって、ゴールではありません。育てないと集客はできないんです。

この弁護士事務所のサイトも、最初から数字が良かったわけではありません。だからこそ、伸びしろがありました。

月2回の定例分析で、実際にやっていること

定例で見ているのは、主にこんなことです。

  • どんな検索キーワードでサイトに来ているか
  • どのページ・どの記事がよく読まれているか
  • 惜しいキーワード…検索結果に出てはいるが、順位が低くてクリックされていないもの
  • 問い合わせにつながったページはどこか

そして、見るだけでは何も変わらないので、必ず「次までにやること」を決めます。たとえばこんな具合です。

  • 読まれている記事の情報を追記して、さらに充実させる
  • 惜しい順位のページのタイトルや見出しを直す
  • 検索されているのに答えるページがないテーマは、新しく記事を書く

1回の改善はどれも小さなものです。ただ、これを月2回、半年続けると12回分の改善が積み重なります。検索エンジンは「更新され、充実していくサイト」を評価しますから、あるときから伸びが加速し始めました。結果が半年でPV20倍、というわけです。

なぜ「月2回」なのか。月1回ではダメなのか

正直に言うと、月1回でも効果はあります。ただ、月2回にしている理由が2つあります。

ひとつは、打ち手と確認のサイクルが速くなること。前回直したページがどうなったかを2週間後に確認し、ダメなら別の手を打つ。この回転の速さが、半年という期間での差になります。

もうひとつは、続くこと。月1回だと、一度飛ぶと2ヶ月空いてしまい、そのまま自然消滅しがちなんです。頻度を上げるほうがかえって習慣として続く、というのは意外な発見でした。

ちなみに、1回のミーティングは30分から1時間程度です。「分析」と聞くと大げさに感じるかもしれませんが、見る数字をあらかじめ絞ってしまえば、負担はそれほど大きくありません。

定例分析でよく見つかる「意外な発見」

数字を定期的に見ていると、思い込みが覆される瞬間が何度もあります。たとえばこの事務所のケースでも、力を入れたいと考えていた分野よりも、まったく別の相談分野の記事に検索が集まっている、ということがありました。読者が本当に困っていることと、こちらが伝えたいことの間には、往々にしてズレがあるんです。

このズレは、数字を見ない限りまず気づけません。逆に気づいてしまえば、需要のあるテーマに記事を寄せていくだけで、アクセスは素直に伸びていきます。検索キーワードは、お客様の悩みがそのまま言葉になったもの。これほど正直な市場調査は他にないなと、毎回の定例で感じています。分析とは、頑張る方向を間違えないための羅針盤なのだと思います。

20倍という数字の、正直な注釈

誇張にならないように書いておくと、「20倍」はスタート地点のPVが少なかったからこそ出た倍率でもあります。もともと月10万PVあるサイトを20倍にするのとはわけが違います。

それでも、アクセスが増えるにつれて問い合わせの入り口が確実に広がったのは事実です。そして大事なのは、特別な予算も裏ワザも使っていないこと。「数字を見て、直す」を続ける体制さえあれば、多くの会社で再現できる取り組みだと思っています。逆に言えば、続ける体制がないと再現できません。そこが一番の分かれ目です。

まとめ

ホームページの成果は、作ったときのクオリティより「作ったあとに数字を見て直し続けるかどうか」で決まる部分が大きい。半年でPV20倍という結果は、月2回の地味な定例分析の積み重ねでした。裏ワザを探すより、数字を見て直す習慣を作るほうが、結局いちばん早いんです。

「うちのサイト、そもそも今どれくらい見られているのか分からない」…その状態からのご相談、大歓迎です。現状の数字を一緒に見るところから始めましょう。お気軽にご相談ください。ホームページの運用サポートについては、サービスページもあわせてご覧ください。

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株式会社KOiKi 代表取締役 中谷 蓉織

代表取締役 中谷 蓉織

福井市を拠点に、Web・広告・グラフィック・パッケージなど幅広いデザイン分野で
16年以上のキャリアを持つクリエイティブディレクター。 企業や店舗のブランディング、Webサイト制作、SNS運用、広告設計など、トータルな集客支援を行う