KOiKiの中谷です。最近は「WordPressがいいって聞いたんですけど」「ノーコードなら自分で作れますか?」といったご質問をいただくことが増えました。
ツールの名前が先に出てくるのは、それだけ情報が出回っている証拠ですね。ただ、正直に言うと「どのツールで作るか」は本質ではなくて、「誰が、何のために、どう使うか」で答えが変わるんです。
今回は、よく候補に挙がるWordPress・Shopify・ノーコードツールについて、それぞれの得意・不得意を中立の立場でお話しします。弊社はどのツールでも制作しているので、特定のツールを推す理由がありません。その分、フラットにお伝えできると思います。
WordPressが向いているケース
WordPressは、世界中のホームページで最も使われている仕組みです。得意なのは「ページや記事をどんどん増やしていく」使い方です。
- ブログやコラムで情報発信をして、検索からの集客を狙いたい
- ページ数が多め、あるいは今後増えていく予定がある
- 自社で更新したい箇所がはっきりしている
SEO(検索したときに上に表示されるようにする取り組み)を本気でやるなら、現状ではWordPressが一番戦いやすいと感じています。一方で弱点もあって、定期的なシステム更新を怠るとセキュリティ面のリスクが出てきます。作った後にある程度の管理が必要になる点は、正直にお伝えしておきます。
なお、この管理はお付き合いのある制作会社に保守として任せることもできます。「WordPressは危ない」という話を聞かれたことがあるかもしれませんが、危ないのは放置されたWordPressであって、きちんと更新されていれば過度に恐れる必要はないと考えています。
Shopifyが向いているケース
Shopifyはネットショップ専用の仕組みです。「ネット販売をしたい」なら、まず候補に入れて間違いないと思います。
- クレジットカード決済やコンビニ決済をすぐ導入したい
- 在庫管理や送料設定など、ショップ運営の機能が最初から欲しい
- 海外販売も視野に入れている
ECサイトを一から自作すると大変な決済・在庫まわりの機能が最初から揃っているので、立ち上げが速いんです。弊社のECサイト制作は50万円前後〜が目安ですが、Shopifyを使うことで開発費を抑えられているという側面もあります。弱点は月額利用料がかかることと、ショップ以外のページ(会社案内やブログ)の自由度がWordPressほど高くないことです。
また、ネットショップは作ってからが本番です。商品登録、写真、発送体制、そして集客。特に集客は、ショップを開けば人が来るわけではないので、SNSや広告とセットで考える必要があります。このあたりも含めて計画を立てておくと、開店後に慌てずに済みます。
ノーコードツールが向いているケース
ノーコードは、プログラミングなしでホームページを作れるツールの総称です。STUDIOやWixなどが有名ですね。
- とにかく早く、低予算で1つ公開したい
- ページ数が少なく、シンプルな構成で足りる
- 自分で頻繁にデザインをいじりたい
「まず名刺代わりの1枚があればいい」という段階なら、ノーコードは良い選択です。ただし、ページが増えてきたときや、検索集客を本格化したいときに制約を感じる場面があります。事業が育ったら引っ越す、という前提で使うのが現実的かなと思います。
ちなみに「自分で作れますか?」というご質問への正直な答えは「作れます。ただし時間はかかります」です。ツールの操作は覚えられますが、構成や文章を考える部分は結局同じ労力がかかるので、ご自身の時間単価と相談して決めていただくのが良いと思います。
選ぶときは「ツール」より「更新する人」で考える
ここまで読んで「結局どれ?」と思われたかもしれません。判断の軸としておすすめしたいのは、「公開した後、誰がどれくらい触るのか」です。
- 社内にブログを書ける人がいて検索集客したい → WordPress
- ネット販売が主目的 → Shopify
- 更新はほぼしない、まず存在させたい → ノーコード
逆に、ツールから決めてしまうと「Shopifyで作ったけど、結局ブログ集客がメインだった」のようなミスマッチが起きます。目的が先、ツールは後。この順番だけ覚えて帰っていただければ十分です。
また、途中でツールを乗り換えることも不可能ではありません。ただし引っ越しにはそれなりの費用がかかるので、3年後の事業の姿を想像して、少し先まで使える選択をしておくのがおすすめです。
まとめ
WordPress・Shopify・ノーコードにはそれぞれ得意分野があり、優劣ではなく用途で選ぶものです。そして選ぶ基準は「何のために作るか」「誰が更新するか」に尽きます。
弊社では、ご相談の内容によっては「それならノーコードで十分ですよ」とお伝えすることもあります。作ることより、目的に合うことが大事だと思っているからです。どのツールが合うか迷ったら、お気軽にご相談ください。費用感については、ホームページ制作の料金ページもあわせてご覧ください。


